賢者の旅9

マニラは国の首都で政治の中心ですが、そこから南東へ車で30分行った所に新たに開発された経済の中心都市、マカティを訪問しました。
そこは、高層ビルが建ち並んでいてマニラとは別世界でした。アテンドしてくれた学生の話によると、国が開発に力を注いで作った都市で多くの外資が入っているとのこと。マニラから空調の効いた最新型のバスで行きましたが、通勤客はほとんどがビジネスマンでした。車中では、ディスコミュージックがかかっていました。面白かったのは、音に合わせて皆が同じステップを踏んでいたことです。聞くと、週末の夜にディスコミュージックのテレビ番組があり、みんな見ているそうです。当時は、ディスコブームで、アメリカとの関係が深いフィリピンはアジアで最も早く、ヒットソングが入ってくるとのこと。事実、現地でよく聞いていた「オリーブの首飾り」が日本でヒットしたのはそれから半年後のことでした。
次回は、ルソン島の南に位置する観光都市レガスピを訪問します。