賢者の旅13

フィリピンの旅を終えて、その翌年、タイに行く機会を得ました。私たち学生団体は海外の学生団体と国際交流を通じてお互いの国を知ることで究極的には世界平和を目指しています。
旅費は自己負担ですが滞在費は相手方の学生団体が持ってくれます。タイではチュラロンコン大学とタマサート大学の学生がアテンドしてくれました。両大学は日本で言えば、東大、京大と言ったところです。エリートですが、服装は私たちと変わりませんでした。
タイの首都バンコクに滞在しましたが、街中は人で溢れており、道路はバイクと3輪タクシー、トゥクトゥクで混雑していました。当時は道路も未舗装な所がかなりありました。私たちは日本の中古車タクシーに乗りましたが、スピードメーターは壊れていて針は動かず、足元からは地面が見えました。ホテルは普通でしたが、夜ベッドにつくと天井にイモリが張っていたのにはびっくりしました。