賢者の旅3

当時の香港はイギリスが統治していました。
学校では英語が必修でしたが、ホテルや観光客向けのレストラン、土産物店などを除いて一般市民の英語力はそれほどではありませんでした(今の日本と同程度)。このことから植民地であるが、ガチガチの統治とは感じませんでした。
言葉は広東語です。北京語は通じない?。通貨はポンドでなく、香港ドルです。
国際都市らしく高層ビルが建ち並んでいて、朝の通勤ラッシュは東京のようでした。
香港は九龍半島香港島から構成されていて、面積が小さいので庭付き戸建て住宅はほとんどありません(一部の大金持ちを除く)。従って、一般住民はビル暮らしが多いです。治安は良くないので夜の外出は控えるようアテンドしてくれた学生から忠告されていましたが、好奇心旺盛の私は一人で街ブラをしました。開け放たれた多くの窓から、じゃらじゃらと音がしていました。後で学生に聞いたところ、麻雀をしているとのこと。家庭で麻雀をするのは一般的だそうです。因に、麻雀牌はマッチ箱ぐらいの大きさがあります。
夜の一人歩きは危ないと怒られましたが、香港
大学で購入したカーディガンを着た私はすっかり香港人になりきっていました。
次回へ続く。