賢者の旅7

学生時代に国際交流のサークルに属していた関係で、フィリピンとタイに行く機会がありました。今から45年前のことです。
お互いの国のことを知るためには、実体験が一番です。現地ではフィリピン大学の学生がアテンドしてくれました。
フィリピンは大小7000余りの島々からなる国で首都マニラは最大の島、ルソン島にあります。
スペイン、アメリカの植民地を経て、第2次世界大戦後にアメリカから独立を果たしました。
公用語は英語とタガログ語です。現地で驚いたのは、一般市民の英語力です。香港ではホテルや観光地、土産物店などを除いて一般市民の英語力は日本人程度ですが、フィリピンでは皆、英語がしゃべれます。アメリカの影響が強く残っていることを感じました。一方、フィリピンは多くの島にそれぞれの言語があり、意志疎通が困難であったことから、マニラを中心として話されていたタガログ語公用語としたという歴史があります。普及啓発のため、タガログ語は学校で必修とされました。
次回に続く。